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デスクナースという役割

日本で看護師として働かれている方の中には、将来、海外でナースの資格を取って、アメリカで働きたいと思っていらっしゃる方もいると思います。

私はハワイにある医療クリニックでRN(Registered Nurse, 日本でいう正看護師)として、フルタイムで働いていていました。

クリニックで働いているRNは、Head nurse(看護師長)が1人、スタッフナースが4人の計5名。私はスタッフナースのうちの一人でした。

このクリニックでは、4人いるスタッフナースで、"デスクナース"という役割を、1週間ごとに交代制でしています。 日本でいうとその日のリーダーナース的な役割と似ています。

今日は、そのデスクナースという役割について、説明していきたいと思います。

 

デスクナースってなに?!

それぞれの医療機関で、ナースの働き方は違うので一概には言えませんが、このクリニックのデスクナースの最大の役割は、

来院したすべての患者さんと、その日に働く医師・スタッフのコントロールをするです。

具体的な仕事内容は以下の通り。

  • 医師への患者さんの振り分け
  • 看護スタッフ(RN, 看護助手、クリニックで働いている学生さん達)への仕事の振り分け)
  • 検査室、薬局、事務とのやり取り
  • 患者さんや他のクリニック・施設からの電話への対応(もちろん全て英語で)
  • 専門医への紹介の手続きや書類の作成、等々
  • その他、事務業務(書類のスキャニング、医療文書のコピーなど)

まさにクリニックを回す"ヘッドクオーター"の役割を果たします。

このクリニックのデスクナースという役割は、その名の通りナースステーションの一番メインのデスクに座って、その日にクリニックで働いている医師のスケジュール表とにらめっこしながら患者さんの振り分けを初め、その他すべての業務をこなしていきます。

実際には患者さんのチェックをしたり、先生たちのコミュニケーションがあるので、ずっと椅子に這いつくばっているっという訳ではないです。

普段、使わない部分の脳をフル回転で使っているので、私の場合、1日が終わると、脳がグッタリします。(苦笑)

デスクナース以外のナースは何をしているの?

*インテイクと言って、医師が患者さんを見る前の、バイタルサイン(血圧・脈拍・体温)と身長と体重の測定、なぜ来院したかの主訴の確認。事前にできる検査をオーダーしたり、心電図などを行ったりします。

*各種予防接種や、医師から指示の出た注射や点滴の施行

*縫合やガーゼ交換等の介助

*耳洗浄

*健康診断や検査、処置をした時の書類の作成とあと片つけ、、、

私の場合は、この他に、”日本語の通訳”という役割が入ります。 患者さんが日本語を話す方で、英語があまり得意でない場合に、患者さんからの情報収集と医師、その他の医療スタッフとのコミュニケーションのお手伝いをします。

こちらは、デスクナースと比べると、1日ほとんど立ちっぱなし、動きっぱなしっという”肉体労働”です。

デスクナースの難しさ

これは日本でもアメリカでも同じだと思うのですが、このデスクナースの役割をこなすには、たくさんの要素が絡んできます。

*患者さんのそれぞれの病状についての知識と緊急度の判断能力

*医師それぞれの得手不得手とパーソナリティーを知る

*患者さんが利用可能な他の医療・福祉施設の情報を確保しておく

*急変時に必要な技術とその対応(心肺蘇生法、点滴や注射、酸素マスク、など)

またこれは、どの職場でも基本ですがナーシングスタッフとその他の部署との連携を良好に保って進めていくことが大切です。

日々の業務をこなす中で、やはり自分の知識に限界を感じる時もありますし、こうすれば良かったかな?っと後で後悔することもしばしば。また、まれではありますが、患者さんの急変があったりして、焦ってしまうこともしばしば。 その時はヘッドナースや、ベテランの看護師さんに相談して、アドバイスをもらっています。

日々、勉強の毎日です。