CGFNSの手続きでトラブル!1年以上経ってやっと他州のRNアプリケーションを提出できた経験談

アメリカでRNナース(日本の正看護師、アメリカではRegistered Nurse, RN)として働くには、NCLEX-RN(National Council Licensure Examination for Rigistered Nurse) という、日本の国家試験に相当する試験に合格することが必須です。

アメリカのRNライセンスの規定は日本と違い、州ごとにその規定が異なります。

なので、まず自分がRNになりたい州の看護協会のウエブサイトや直接問い合わせをして、手続きとその手順の確認を行います。
基本的には、その州の看護協会の規定に沿って必要書類を揃え、申請料を支払い、許可が出たらやっとNCLEX-RNの試験を受けることができます。このテストにパス(合格)した後に、所定の手続きを済ませて、晴れてRNのライセンスを取得することができます。

とても長い道のりなんです。

日本人の方々で、アメリカの看護学校や大学の看護科を卒業して試験を受ける方もいらっしゃいます。

しかし、日本で正看護師としての免許を保持している場合には、その州の看護協会が規定する条件を満たしていれば、NCLEX-RNの受験資格を得られる可能性が有ります。私は、このシステムを利用して、ハワイ州でRNナースの資格を取りました。

今回、私がハワイ州以外の他州(私の場合はペンシルバニア州)のRNライセンスの申請手続きをする際に、ハワイ州のRNライセンス申請の際に取得したCGFNSのリポートがペンシルバニア州の看護協会に提出するには有効期限切れであったことと、前回申請した時と違う種類のCGFNSのリポート(Credentials Evaluation Service (CES) Professional Reportというリポート)が必要ということで、また新たにCGFNSのレポートサービスをオーダーしました。

その手続きが、1年2ヶ月後になってやっと終了し、念願のレポートがCGFNSから発行されてペンシルバニア州に送付されました。

レポート発行までにかかった歳月はなんと! 1年2ヶ月です

前置きが長くなりましたが、今回、2度目の利用となったCGFNSのサービス。
しかしそのサービスには残念ながら憤りを覚える事が多々ありました。

しかし、無事にレポートが発行されたので、これでやっとペンシルバニア州のRNライセンスの申請手続きを開始できます。

CGFNSに時間がかかりすぎて、”えっ!?まだ終わりじゃないの!!”感がありますが、まだです。(苦笑)
これからが始まりです。

っということで、私の経験談を残しておきたいと思います。

CGFNSを利用される皆さん、根気強く頑張りましょう!

私の状況

私はハワイ州でRegistered Nurse (RN)の資格を取得し、RNとして働く機会に恵まれました。

国際結婚をした旦那さんはペンシルバニア州の出身で彼の家族はそこに住んでいるため、将来的にペンシルバニア州へ引っ越す可能性を完全に否定する事ができない状況でした。

そこで、もしもの時のためにペンシルバニア州でもRNの資格をとっておこうという事で、準備を始めたのが2016年の1月でした。

まずはペンシルバニア州の看護協会(PA Board of Nursing)のウエブサイトに行き、RN免許取得に必要な情報を収集。

Apply Online

私の場合、すでにNCLEX-RNの試験にパスしていて、ハワイ州でRNの免許を保持しているので、新たにNCLEX-RNの試験を受ける必要はなく、Endorsementというカテゴリーでペンシルバニア州のRN免許の申請をします。

日本とアメリカの看護師免許の制度の違い

日本の看護師免許は一度、看護師国家試験に合格すると規定にそぐわない行動をしない限り、一生ものの免許で、日本全国どこでも働く事ができます。

アメリカの場合は、RNの免許取得の規定は州ごとに違い、それぞれの州で免許を取得する必要があります。

ただ一つ、最初にRNの免許を取得した州が、Nurse Licensure Compact とというプログラムに所属していている場合は、最初にRN免許を取った州とNurse Licensure Compactプログラムに加入している各州で働く事ができます。

私は、このシステムを使った事がないので、もし利用されている方がいらっしゃったら、ぜひ、その過程や使い心地などを教えて欲しいです。尚、Nurse Licensure Compact 手続き等はご自身で確認をお願いしますね。

eNLC Implementation | NCSBN

現在29州が加入していますが、ハワイ州とペンシルバニア州は残念ながら加入していません。なので、ペンシルバニア州の看護協会に直接申し込みの手続きをしました。

CGFNSの申請からレポートがペンシルバニア州の看護協会に送られるまで

1からの出直しのCGFNS 〜 e-SAVEDサービスを使っていなかった私の失敗

1回目にハワイ州のRN免許を取る際にもCGFNSのサービスを使いました。
その際に今回と同様の英訳書類の収集をしました。
CGFNSはe-SAVEDというサービスを提供していて、一度送った書類を$100払うことで4年間、保存してくれます。

私はこのサービスを利用していなかったために、前回送った書類が全て破棄されていたので、再度全ての英訳書類を準備しなければなりませんでした。(涙)

時間もかかるしお金もかかるし、大変でしたが、自業自得なので仕方がない。

これからCGFNSのサービスを利用される方は、e-SAVEDを使うことをお勧めします。

Additional Services - CGFNS International, Inc.

ただ一つ、2017年にアメリカ政府からの通達で、もし、私が今後、他州のRNライセンスの申請をする際には、再度看護学校の単位修復証明書を取り寄せなければいけ可能性があるということを言われました。
証明書が2017年以降に発行されたものであれば、大丈夫ということですが、私のは2016年に発行されているので、今後、再発行したものが必要ということでした。

この点は、不透明な点があるので、ご自身で確認をお願いします。

CGFNSにCES-Professional Reportのサービスを購入

自分がRNになりたい州の規定に沿ってCGFNSのサービスを購入します。

ペンシルバニア州では、CGFNSのCredentials Evaluation Service (CES) Professional Reportが必要でした(2016現在)ので、その手続きを開始しました。

今回、私はCGFNSのサービスを利用するのが2回目でしたので、すでにCGFNSのアカウントを保持しており、日本の看護師免許や看護学校の情報がすでに登録されていました。

初めての方は、アカウントを作成して、必要事項を入力していきます。

自分の名前、生年月日、看護師免許番号、学校名、住所や卒業年月日などを記入していくので、かなり時間がかかります。
私の場合は特に、看護学校を卒業してから20年以上経ちますので、忘れていたり・情報が変わっていたりっということで、手間取ったところもありました。

自分が必要なサービスを購入し、必須情報を指示通りに記入すると、最後に確認の画面が出てくるので、入力した情報を再確認します。私はここで、幾つかのスペルミスがあって訂正しました。
その後、確定を押すと、関係機関に記入してもらう用紙をプリントするようにメッセージが出るのでプリントします。
その後、それぞれのオフィスに(看護師免許や准看護師免許を発行しているオフィス、卒業した看護学校等)に、その他の必要書類とともに送付します。
書類は全て英語で記載されていますし、必要事項は全て英語で記入していきます。

私が書類の英訳と発送をお願いした機関

私が上記でプリントした書類の記載(英語)と看護師の免許や看護学校の卒業証明書(英語)での書類の手続きをお願いした日本のオフィスは以下です。

厚生労働省(看護師免許)
北海道庁(准看護師免許)
看護学校(看護師と准看護師の学校の単位修復証明書。私の場合は同じ学校だった。)

また、私はアメリカでも看護科ではないですが、スポーツ医学について勉強したので、卒業した大学と大学院にもトランスクリプトとプリントした書類の記載をお願いしました。

ここで大事なことは、州によってどのCGFNSのサービスが必要かっというのが違いますのでよく確認しましょう。
CGFNSのサービスは非常に高額ですから、間違えのないように!もし疑問があれば、州の看護協会に直接連絡をして確認しましょう!

1−2ヶ月後には全ての書類が関係機関からCGFNSの方に郵送されました。その後は審査に数週間かかるとのことで待つばかり。

海外に重要書類を送付する際の注意点。

全ての書類の郵送には必ず国際スピード郵便を使うことをオススメします。
決してお安くはないサービスですが、今回のCGFNSのサービスを受けるにわたり、私はこれに助けられました。

理由その1。トラッキングナンバーで郵便物を追跡できる。(このおかげで、私は1年過ぎても追加料金なしで、最終レポート発行まで、こぎ着けました。)

理由その2。アメリカでは郵便物がよく紛失します。1と関連しますが、トラッキングナンバーで追跡できること、また普通郵便と別扱いになるので、もっと丁寧に扱ってもらえる感じ。(あくまで私の私見ですが。)

理由その3。とにかく早い。(時間の節約になる)日本とアメリカ間の郵送は時間がかかります。国際スピード郵便の場合、約1週間で届くので、12ヶ月しかないCGFNSのサービス有効期間を考えると、郵送が早いのはとても魅力的です。

料金は1600円かかりますが、それだけの価値があります。

www.post.japanpost.jp

波乱の幕開け:私の書類の問題点+CGFNSの問題点

全てが順調と思われていました。

CGFNSの自分のアカウントで書類の受け取り状態がみれるので、CGFNSが書類を受け取ったこと、またその書類が有効だったかどうかを確認できるのです。

しかし、問題が!

看護学校の単位修復証明書に問題あり(一部の英訳と学校長のサインの方法)
准看護師免許の英訳に問題あり(本来なら免許の発行者である知事のサインが必要だったのが、免許課の担当者がその人のサインをした)

上記の書類に不備があったので、再度訂正して送り直しっということになりました。

看護学校の書類は1度の修正で終わりましたが、准看護師免許の英訳書類は2度の修正が必要でした。

修正については、各機関の方々の助けもあり、その後なんとか無事に終わったのですが、なにせCGFNSからの書類不備を知らせる手紙がが関係機関に届くまでにかかる時間がとても長い。

10月にCGFNSから発送された書類が日本の関係機関についたのが年末の12月。おおよそ2ヶ月かかっています。
ただ、自分のアカウントで、書類の不備があったという大まかなメッセージが届くので、CGFNSから関係機関に書類が届く間に、こちらからも連絡して、すぐに対処してもらえるようにお願いしました。

関係機関の方が書類の修正をして、決済をして、国際スピード郵便で再送し、CGFNSに郵送されるまでの間は2−3週間ほどでした。この間、年末年始も含んでいるので、いかに早く対応してくれているかがわかります。

しかーし、さすがCGFNS

1月中旬にCGFNSに郵送された書類が1ヶ月経っても私のアカウント上では”Received”にならず。

煮えを切らした私は、ここから電話大作戦です。
しかし、強者のCGFNS。その時に当たるオペレーターによって対応がまったく違う。
ただ”待ちなさい”っというだけで、規定のラインをオウムの様に繰り返すオペレーターに当たった時には、”スーパーバイザーに代わって”っと話し、そうするとちょっと態度が軟化するが、解決には至らず。

最終的に、日本からの郵便は国際スピード郵便で、トラッキングナンバーがあったので、1月中旬に書類は受領しているため、CGFNSの1年の期限は2度、1ヶ月ずつ延長されました。

CGFNSが書類を受け取ってから、自分のアカウントに反映するまでにかかる時間がとても長いのが問題なのです。

しかし、4月初めに”Service Expired”のオートメールが届き、怒り爆発で再度CGFNSに電話すると、”書類は期間内に届いているので、アカウントを再度オープンにする”っということで決着がつく。

次の日にCGFNSから、アカウントを再オープンしたというメールが届き、その数時間後にはなんと!

”Report Issued”のメールが!

自分のCGFNSのアカウントでレポートのコピーをむることができるんですが、それを見た時には嬉しかった。

長いプロセスでしたが、レポートが発行されてよかった。

ここから、ペンシルバニア州のRNの申請ができるようになりました。

ペンシルバニア州のRNライセンスの取得プロセスへ

CGFNSからのリポートが無事にペンシルバニア州の看護協会に発行されました。
これを機に、オンラインで、ペンシルバニア州のRN申請を行いました。こちらの有効期限も12ヶ月。
もしCGFNSに申請した時に、すでにペンシルバニア州の看護協会に申請書を提出していたら、書類不可(CGFNSに1年以上かかっているので)で再度申請 + 追加の申請料$100がかかることになっていました。

CGFNSのリポートは、その申請の必要書類の一つであり、他にもハワイ州のRNのライセンスの証明書、小児虐待とその通報に関するレクチャー、犯罪歴等のチェック、そして英語以外で看護教育を受けた人の場合はTOEFLまたはその他ペンシルバニア州看護協会が認めた英語能力検定試験で規定のスコアーを取らなければ、免許どころか、テンポラリーパーミットももらうことができません。

スピーキングで26点以上というのがかなりキツイ。

http://www.dos.pa.gov/ProfessionalLicensing/BoardsCommissions/Nursing/Documents/Applications%20and%20Forms/Board%20Approved%20English%20Proficiency%20Tests.pdf

現在は、このTOEFLが私の最大かつ唯一の難関として立ちはだかっています。

今後はTOEFLの勉強法も研究したいと思います。