ハワイ大学留学の際に結核の有無を証明する書類と適応となるテストについて

アメリカに留学する際には、ほとんどの大学で結核の有無を証明する書類が必要になります。。

ハワイ大学のヘルスクリアランスのシステムが、3/17/2018から、一部変更になっていますので、以下のリンクにて確認することをお勧めいたします。

http://www.hawaii.edu/shs/downloads/Aloha%20Packet.pdf

ここでは、これからハワイに留学される方のために、TB skin test(ツ反)に付いて説明していきたいと思います。

尚、アメリカ留学に際してはツ反検査とともに、MMR(麻疹・おたふく風邪・風疹)などの予防接種も必須となっている場合がほとんどなので、事前に留学する予定の学校の必須条件を確認し早めに行動するのがとても大切です。
 

それぞれの学校の規定にもよりますが、これらの条件を満たしていない場合、クラスのレジストレーション(登録)ができない場合もあるので注意が必要です!

変更になった3つのこと

1)The TB Risk Assessment Form が必須になりました。
上記のリンクの3枚目の上部にあたります。
5つの質問があり、この質問の答えが全てNoの場合は、アメリカの医療資格を持つ人に書類にサインしてもらうだけでPart Iの結核のクリアランスがが終了となります。
残念ながら、日本で(またはその他フォームの中で指定されている国以外で)生まれた人の場合は、この5つの質問のうちの2つ目でYesと答えなければならないので、今まで通り、TB skin test(ツベルクリン反応検査;以下、ツ反)と胸部レントゲン写真、または結核の有無を証明する血液検査(Q-spot やQFTという検査)のどれかが必須となっています。

2)以前はハワイ州では、TB skin test(ツ反)と胸部レントゲン写真のみが、結核の有無を証明するために用いられていましたが、今回、結核の有無を証明する血液検査である、Q-spot やQFTという検査の結果も有効な検査として受け付けてもらえるようになりました。この血液検査の結果によっては胸部レントゲン写真が必要になるときがあります。(血液検査の値段としては高めのようですので、主治医に確認することをお勧めします。)

3)TB skin test(ツ反)をアメリカの医療資格を持った医療従事者にアメリカ以外の国でしてもらう場合、TB skin test(ツ反)使われるテスト液は、アメリカのFDAに承認されているもの(TubersolかAplisol)しか使用できません。それ以外のテスト液で行われたTB skin test(ツ反)はテスト自体が無効となり、やり直しになりますので、注意が必要です。

TB skin test って何?

TB とはTuberculosis の省略のことで日本語で結核のことです。TB skin testは日本のツベルクリン反応検査(ツ反)のことで、このテストで結核に感染している危険性のある人を判定します。

英語ではMantoux tuberculin testとか、テスト液として使われる Purified Protein Derivative の頭文字をとって、PPDと表記される場合もあります。

TB skin test はどうやってするの?

ツ反のテストは規定された量のPPD液を左右どちらかの前腕に皮内注射し、48〜72時間後にその判定を行います。アメリカではツ反の判定は硬結の大きさで行い、ハワイ州の場合、10ミリかそれ以上の場合に陽性(Positive)となります。

アメリカでツ反をする場合、その判定の基準や、結果の表記方法が各州ごと、留学する学校によって変わってくるので、事前にしっかり確認しましょう!

TB skin test の結果:陽性の場合はどうする!?

日本では結核の予防接種としてBCG接種(はんこ注射)が幼少期に行われます。しかしアメリカでは、BCGの接種はしないので、結核にかかっている人・又はその可能性がある人を除いて、ツ反の判定(結果)は陰性 (Negative)になります。

しかし、日本人の場合、幼少期にBCGの接種をして免疫を得ているので、ツ反をすると結果が陽性(Positive)になることがあります。

ツ反の結果が陰性の場合はそこで終了です。結果を記載した用紙を記入してもらい、所定のオフィスに提出します。

しかし、結果が陽性に出た場合は活動結核(Active TB)がないかどうかの判定が必須で、そのために胸部レントゲン(Chest x-ray)を取る必要があります。

胸部レントゲンで活動結核がない旨が確認されたら、結核のクリアランスが終了ですので、結果を記載した用紙を記入してもらって、所定のオフィスに提出します。

ハワイ大学の場合

ハワイ州は全米の中で最も結核の罹患率が高い州です。ここでは、ハワイで一番大きい大学であるハワイ大学マノア校を例にとって説明していきます。(他のコミュニティカレッジなどでも同様のヘルスクリアランスがありますので、各学校の規定の用紙のダウンロードや内容をしっかりと確認しましょう!)

ハワイでのツ反検査はハワイ州保健衛生局の基準に沿って行われます。

以下のリンクに行きますと、ハワイ大学のヘルスクリアランスフォームを見ることができます。

http://www.hawaii.edu/shs/downloads/Aloha%20Packet.pdf

その3ページ目を見てもらうと、TB skin testの結果には、以下の項目が記載されている必要があります。

ツ反を受けた日 (date TB skin test was given)
ツ反の判定を受けた日 (date TB skin test was read)
ツ反の結果をmmで記載してある (result in MM)
ツ反が陽性の場合、胸部レントゲンが行われた日付とその結果
もし、TB skin test の代わりに、血液検査(Q-spot やQFT)を選んだ場合、はそのテスト日と結果を記入してもらいます。血液検査の結果がPositive またはBorderlineの場合は胸部レントゲンで活動結核の有無を調べる必要があります。
ツ反・血液検査・胸部レントゲンをしたアメリカでライセンスのある医療従事者またはクリニックの署名 (health care provider’s signature)

ハワイ州内でも、行かれる学校によって、ヘルスクリアランスフォームは多少の違いがありますので、ツ反の規定について書かれている場所を、医療機関に行く前に熟読しましょう。

尚、ハワイ大学の場合、すべてのテストや書類の記載はアメリカの医療資格保持者によって行われるのが条件となっているので、日本の医療資格しか保持していない先生やクリニックで行われたツ反テストは無効になり、ハワイに着いてから、やり直しになる場合もあるので、気をつけてください。

また、現在、ハワイ州保健衛生局は結核の血液検査(Quantiferon Gold Test など)は有効な方法と認めていないので、注意が必要です。これに着いては、将来的にハワイ州の法律が変わるかもしれませんので、ご自身が留学される時期に、しっかりと確認してください。
上記については3/17/2018の時点で改定され、現在、結核の血液検査(Q-spot やQFT)の結果も受け付けてもらえます。

また、アメリカでは、州ごとに規定が異なるので、自分が留学する州・大学の情報収集が大切ですし、不明な場合は早めに問い合わせをして、時間とお金のロスをできる限り減らしましょう。

TB skin testの結果の提出方法(ハワイ大学の場合)

ツ反の結果が出たら、その書類を所定のオフィスに提出して、ヘルスクリアランスの条件をちゃんとクリア出来ているかのチェックをしてもらいます。また、前記したように、ツ反の検査の他にMMRワクチンの予防接種の履歴の提出も必要になります。

ここではハワイ大学を例にとって、書類の提出方法について載せていきます。アメリカの学校がすべて同じではないので、自分が留学する学校のシステムをしっかり確認してから提出しましょう!

さて、ハワイ大学の書類の提出の方法についていますが、その前にとても大事な事を!

すべての書類の原本は必ず自分で保存し、コピーを提出すること!

アメリカはよく郵便物が紛失します。また、ファックスマシーンの故障や不備で、すべてのページが送信されなかった、、、っという事も多々あります。

また、将来的に他校にトランスファーをする場合など、同様の書類が必要になる場合があるので、必ず手元にコピーを、可能であれば原本を残しておきましょう!

それでは提出方法について説明していきます。

FileDrop

ファイルドロップという方法はハワイ大学の電子メールアドレス(Securely Emailing) を使用し、スキャンした書類や写真に撮った書類をメールに添付して送信するもの。

ファイルドロップの方法は以下のハワイ大学のリンクに行き、スクロールダウンして一番下まで行くと、1−11までのステップが載っているので、それに沿って行います。

ヘルスクリアランスリクアイアメント

注意点は書類に記載されている内容がクリアであること。

写真のブレで字が読めなかったり、暗すぎて読めない、記載されている文字が読解不可能という場合には、再度書類の提出を要求されます。

尚、このシステムを利用するにあたっては、ハワイ大学の電子メールアドレスを取得している必要があります。

下記のニューレインボーウオリアーチェックリストの3番目を参考にしてください。

因みにヘルスクリアランスについてはリストの6番目に載っています。

University of Hawai‘i at Mānoa – Undergraduate – Rainbow Warrior Checklist

ハワイ大学の電子メールアドレスは主に学部生・大学院生が取得できますが、特殊なプログラムに所属している場合は、取得が困難な場合もあるので注意してください。
 

FAX

ハワイ大学にFAXで書類を送ります。

医療機関によってはハワイ大学に作成した書類を直接送ってくれるところもあるので、FAXナンバーを控えて行き、してもらえるかどうか聞いてみるよ良いでしょう。

その際に、個人情報を他機関に公開しても良いか?っという承諾書(コンセントフォーム:Release of Medical information Form)にサインをする必要があるかもしれません。

FAXを利用する場合は、すべてのページがFAXされたことを必ず確認しましょう。

直接クリニックに持っていく

ハワイ大学のヘルスクリニックに直接持って行き提出する。質問がある場合はその際に確認することもできます。

郵送で送る

これは、時間がかかることと、アメリカでは郵便物の紛失が多いのでオススメしません。しかし、どうしても郵送したい場合は高くなりますが、国際スピード郵便(EMS)で送るのが良いでしょう。トレッキングナンバーで、どこに自分の郵便があるか追跡できるので便利です。

アメリカ国内から郵送する場合も、プライオリティーメールかサーティファイドメールで送り、トレッキングナンバーで追跡できるものがおすすめです。

 

提出後には必ずフォローアップを!

TB skin test の結果とMMRなどの予防接種の記録(Immunization records)を提出したら、そこで終わりではありません。

数日後に必ずフォローアップをして、すべての書類が有効であったかを確認しましょう!

例に挙げたハワイ大学では、書類に不備がある場合に、先に挙げたニューレインボーウォリアーチェックリストの3番目のMy UHのアカウントで、ヘルスクリアランスへの”Hold”(ホールド)がかかり、学生生活に支障が出る危険性があるので気をつけましょう。

ハワイ大学の電子メールアドレスがある場合は、そのアドレス宛にDeficiencyとして連絡がきますので、それに沿って追加の書類提出や、ツ反・ワクチンの再接種が必要になる場合があります。

電子メールアドレスがない場合は、書類を提出したのがアメリカ国内からであれば、Deficiencyレターが郵送で送られてくきますが、その場合、かなり時間がかかります。

アメリカ国外にはDeficiencyレターは送付されないので、日本から書類を郵送で送った場合にには、トレッキングナンバーで、書類が届いたことを確認した数日後に、オフィスに問い合わせるなどした方が賢明です。

 

最後に

手続きをしている時に、もうどうにもならない、、、っと思う時があるかもしれません。そんな時は迷わずヘルスクリアランスを行っている大学の所定のオフィス等へ連絡をして、アドバイスをもらいましょう。

過去にもいろいろな状況の生徒さんたちをサポートしていると思うので、最適のアドバイスをくれるでしょう。

There is always a way!

っということで、Good luck!